2012年10月23日

突風、その後

昨夜の雨風は凄かったですね。我が家では屋根のトタンが剥がれるんではないかってくらいの荒々しい洗礼を受けて、屋根の下にいたのに怖くて眠れませんでした。ただこれは前線が通過する間の一時的なものだったようで、朝方にはすっかり風はやんで、その後は凶気を削がれた弱い雨が降り残っただけでした。
雨に関しては、直売所へ荷物を運ぶ時にカッパを着るくらいの対応で何とかなりました。が、時ならぬ突風は思わぬ被害をもたらして、今も苦慮しています。
具体的には・・・
 
①露地のなすが倒れた。
②苗床ハウスの物置棚が倒れた。
③苗床ハウスの補強用の柱が倒れて、ビニールに大きめの亀裂ができた。
④栽培ハウスで育てていた葉大根が倒れて、土や泥が付着した。

事前に準備をして向かったのでなく、全くの想定外だから、かなりショックですね。①や②はともかく、③、④は実質的な損害があるだけに、余計です。
④は葉大根が収穫直前だったので、とりあえず収穫してすぐ近くの用水路で綺麗に洗いました。根元付近だけでなく、葉っぱの先まで、です。これをやると見た目は綺麗になるけど、水切りが必要になる上、品質が低下するから嫌なんですよね。
現在、収穫した葉大根は水切り中。湿気が多くて肌寒いこの環境でちゃんと商品になるかが、まず心配です。せっかく骨を折って栽培したのに・・・
③は、雨がやんだらひとまず応急処置をせねばなりません。その後は、機会を見て掛け替え決定ですね。また、お金がかかる・・・
農業は自然と向き合う仕事だからある程度は覚悟しているとはいえ、こんな風に予期しないところで被害が出るのはきついです。本当に、農業の現実は厳しいものがあると実感します。特に、気象の面は人の力でどうしようもできないですから。
まだ、立ち直れるだけましなんですかね?そう思わないと、心が折れてしまいそうです。

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Posted by blackcat at 17:30│Comments(0)農業
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